開智学園総合部那須野校長先生
開智学園保護者会元副会長石川様
開智学園保護者会会長尾崎様
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開智小学校(開智学園総合部)訪問レポート byウエルストリーム 

私立小学校訪問レポート&リンク集

2/16(土) 10:30〜12:00 開智学園ギャラリーホールにて 
「幼稚園・塾(幼児教室)対象説明会」が開催されました。

例年より早いこの時期に説明会が開催され、しかも、今回は開智学園保護者会の会長様・副会長様からも保護者の立場からのお話を初めていただけるとのことで楽しみにしていました。
 
1) 最初に青木理事長先生から開智学園についてさまざまお話をいただきました。
@ なぜ小1から習熟度なのか?
−学力・成績による序列をしたいわけではない。それぞれの子供達が自分の得意なところを伸ばしていく。苦手なところはじっくり取り組んで伸ばしていく。そのためには現在の自分にぴったりあった教え方・授業進行が必要だ。そのための習熟度別授業だ。ちなみに1学年約80名を4クラスにわけて授業をしている。そして、どうしても遅れがちの生徒に対しては「取り出し授業」を実施する。そのために教師を増やすので対応できる。  
 
A 創造力や自己発信能力を伸ばしたい−どうしているのか?
開智発表会で演劇を上演している。脚本をみんなで書き、その中からみんなで選び、その準備も役割分担し、全員参加でやっている。小道具、衣装も全部子供達にまかせている。開智の演劇(表現)は大人達が指導・訓練した見せ物ではない。みんなで話合いながら自分達で演劇を創っていくという過程を大切にしたいから先生はほとんど口を出さないで見守っている。安直に教わったものより、苦労しても自分達で学び、得たもののほうがはるかに尊い。「教育は学びの場」なのだから。
 
B 人生での成功・幸せの基礎をつくってやりたい。
将来の職業を決める場合にも視野が狭い状態で決めさせたくない。いろいろな幅広い体験をさせた上で決めさせてあげたい。そのためにプロジェクト学習を実施している。
また、子供達に多くの体験をさせることにより、幅広い「自分の成功」が固まってくる。そして、「人生における成功=社会貢献」ということを学んで欲しい。人間ってね、こういうものだよ。小学生の頃からこう教えてあげたい。
 
C 「好奇心」「意欲」を育てたい。
そのためには、好きにやらせる。→そうすると失敗する。→自分たちでどうしたらよいか考える。できるだけ規制しないことが子供達の意欲を育てる。開智のフィールドワークは教師がお仕着せのスケジュールを与えるのではなく、フィールドワークで何をやるかを子供達の自主企画としている。こうすると楽しい。自分たちが好きなように出来ると意欲が高まるもの。
 
D 「学び方・自学自習の仕方」をおぼえる
将来大きく伸びる子は自分で学び方を考えている。だから、そうありたい。そのための「パーソナル」の時間。そうは言っても、小1から完全に自由にするのは難しいので現在はいろいろ試している。
  
 
2) 次に開智学園保護者会会長尾崎様から保護者としての実際のお話をいただきました。
@ なぜ開智か?
1期生(現4年生)なので開校前の説明会に出席し、
青木理事長先生、那須野校長先生、教科担当の先生方
の情熱を感じ入学を志望。そして、今も「熱い思い」で教育
してくれるのがとても有り難いです。
 
A 英語の授業が毎日あることが素晴らしい。
まさに「継続は力」入学して4年になるが、遊びながら会話を
憶えている。単語もフレーズから自然に憶えているようです。
「こういうふうに言うからスペルもこんな感じ。」と言っている
のを聞いて、自然と英語の力がついていると思う。
 
B 習熟度別は刺激になった良い効果がある。
授業を受けるクラスが年間何回か変わることにより新たな刺激を受けてやる気を出している。クラスが変わると先生も代わり、それぞれの先生が「飽きさせない授業」をしてくれるので毎日楽しく通学している。
 
C 異学年齢学級は昔の寺子屋のよう。いい刺激をうけている。
 
D 4・4・4制は10歳にしてプライマリーの最上級生として「リーダー」を経験できるのも素晴らしい。
 
E 一貫部との合流について父兄の間でいろいろ不安があったようですが、実際に合流したらどうということもなかった。
 
F たしかに「宿題の多い学校」だと思う。
しかし、宿題がたくさんあるおかげで親としても今なにを開智で学んでいるのかが把握できるので良いと思う。
 
G 開智は自己表現の仕掛けをたくさん作ってくれている学校です。
 
 
3) 最後に開智学園保護者会元副会長石川様から母親としてのお話をいただきました。
@ 異学年齢学級が開智のポイント
たくさんいいことも悪いことも学んできた。たとえば悪い言葉
遣いを憶えてきて一時心配しました。しかし、子供は自分
たちでその悪い言葉遣いを使うか使わないか判断して、
結局その悪い言葉をつかわないことにしたとのことでした。
親が思うより開智の子供達はしっかりしていると思います。
また、異学年齢学級では10歳で最高学年になるというのも
とても良い経験を積ませてもらっていると思います。
 
A 習熟度別で、親のほうが間違えてはいけないと思います。
親は算数も英語も国語も全部上のクラスへと思ってしまいがちです
が、習熟度のクラスは「主体的に学ぶ場」であって、必ずしも上の
クラスが良いわけではないです。ましてや、学校はどのクラスが上
とか下とか一切発表していませんので子供達も自分が上から何番
目のクラスにいるのかわかりません。つまり、開智の習熟度別は生徒
達に成績(学力)で序列をつけるためのものではないのです。
 
今回の説明会で青木理事長先生、尾崎様、石川様から
素晴らしいお話を頂戴したのですが、那須野校長先生の
お話がなかったのが残念でした。そこで、説明会終了後に
玄関付近で那須野校長先生とお話を少しさせていただきま
した。いつも変わらぬ誠実なお人柄とご配慮に感謝です。
 
青木理事長先生、那須野校長先生、尾崎様、石川様、そして、受付をして頂いた保護者会の皆様、大変お世話になりありがとうございました。
心より感謝しております。                  
                         
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