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明るく元気に伸びる若麦穂のようにウエルストリームの子供達は成長し、心豊かな自然教育環境と生き生き共生し、未来に向かって大きく飛躍します。
平成19年12月1日、この日、ウエルストリームは開校5周年を迎えました。

ここ最近
「まだ始まってから5年しかたっていないのに素晴らしい実績ですね。」
「どうしてこんなに合格率が良いのですか。」
−このような質問をよく受けます。

 思えば、平成15年11月、年長卒業生(1期生)はわずか6人でした。6人全員に対して最大限の愛情を傾け、時には厳しく指導し、時には優しく励まし、ともに歩んだ日々でした。そして、結果はもちろん全員合格。全員合格の報を受け、私自身も感極まって、両目から涙が溢れ出ていました。本当に嬉しかったです。「とことん頑張らせて良かった。」「御父母様の熱い信頼に応えられた。」「生徒達の幸せが私の幸せ。」「このウエルストリームを開校して良かった。」など様々な思いが去来しました。この喜びの日を生徒達・御父母様とともに迎えるために私は「熱き思い」でウエルストリームを開校したのですから。今でも1期生一人一人の幸せいっぱいで晴れ晴れした表情がつい昨日のことのように思い出されます。
 
 そして、5年目の平成19年、遠くは熊谷市在住の方から地元の方まで幅広くご支持をいただき、11月年長卒業生(5期生)は25人でした。塾生数が何人増えたとしても一人一人の生徒にとっては一生に一回の小学校受験であり、文字通り「真剣勝負」です。生徒・御父母の信頼と期待を一人として裏切るわけにはいきません。「卒業生が20人もいれば何人かはこぼれてもしかたがない。」と他のお受験教室の室長先生が真顔で語っていましたが、そんなこと、私は決して思いません。1期生同様絶対に全員合格させてやりたいのです。まだ年端もいかない6歳の生徒達が合格するために必死に頑張っているのです、そして、御父母の皆様には週2〜3回も遠くから送迎して頂いているのですから。
 
 平成19年夏、ウエルストリーム名物のロングラン夏期講習会がスタートしました。ほとんどの塾生はお盆休み等を除く22日間毎日通ってきました。熱く、長い戦いを彼らは立派にのりきったのです。ほとんど全員の生徒が「大変だったけれどすごく楽しかった。」と語っています。そうなんです。「勉強」=「向上すること」は本来楽しいことなのです。「今まで知らなかったことが、今は知っている。」「今まで出来なかったことが、今は出来る。」人間には生まれつき向上心が備わっているので、このように楽しさや幸せを感じるのです

 たくさん合格するからといってウエルストリームは決してスパルタ塾ではありません。目標に向かって必死になって努力することを大切に考え、それを最大限尊重する校風を持つ受験教室なのです。これは受験教室なら当たり前のことです。ウエルストリームは当たり前のことを当たり前にやっているだけです。あるご父母様から「井澤先生は身体をはって生徒を教えている。」とのことでしたが、私には過ぎたお言葉です。
生徒全員を合格させてあげたいから、生徒のみんなが大好きだから、毎年必死になってやっているのです。こうして、熱く、長く、思い出に残る充実した夏期講習会が終了しました。
 
 そして、9月に入り、いよいよ試験直前期間になりました。きちんと毎回毎回復習してきた生徒達はみるみるうちに実力をつけていきました。入塾時、あんなに頼りなさそうに見えた生徒達が夏を境に立派に成長しているのです。誰がなんと言おうと実力をつけ、全員合格させる。−クラスの雰囲気も本当にその通りになってきました。

 10月にはいると生徒達本人よりお母様方のほうが浮き足だってきました。
「全部落ちたら、どうしよう?会わせる顔がない・・・」−そんな取り越し苦労をするより、お子様を信じて「お子様が試験の日に実力を発揮するため精神的にも肉体的にもクライマックスになるよう配慮する。」のが親としてできる最大のサポートです。お子様に代わってお母様は受験できないのですから。
また、この時期毎年「あること、ないこと、とんでもない噂」が世間に流れますが、「噂に翻弄されず、親として今やるべきことしっかりやる。」のが一番です。

 そして、ついに待ちに待った試験日。ウエルストリーム生は星野・開智・さとえで立派に戦ったとのことです。
試験日翌日生徒達が口々に
「先生!問題易しかったよ〜!」
「塾でやった問題のほうが難しかったよ!」
「同じ問題が出たよ!」
と言ってきてくれました。
まさにねらい通りでした。塾では意図的に星野・開智・さとえの本番より難しい問題をやっていたのです。
そうすれば、試験場で初めて見る問題でも臆することなく、その場でじっくり考えるからです。
普段やっている練習が難しいので本番が易しく見えるーだから全員合格できたのです。
 ちなみに、私たちは星野・開智・さとえの問題を今年もいくつか当てました。それは決して裏情報があるのではなく、それぞれの学園の考え方、求める生徒像、中学受験の入試傾向等を受験のプロが子細に検討し、分析すれば何割かは当てられるものだからです。

 平成19年10月18日、開智小学校発表の日。朝9:55からパソコンの前で待機。(開智はインターネットでも合格発表します。)
10:00ちょうどに開智小学校(総合部)のindexページに合格発表の文字がでました。早速開くと那須野校長先生直筆の「君が開智です。」のお言葉と合格者の受験番号一覧表。高鳴る胸の鼓動を抑えつつ塾生の番号をチェック。
ウエルストリーム生の受験番号が・・・・次々と合格、合格、合格。
「やった・・・・!」胸の奥底からジーンときました。生徒ひとりひとりの顔が浮かんできて、心の中でひとりひとりに「おめでとう!、よかったね。」「みんな頑張ったからね。」「必ず合格する、と言った通りでしょう!」と声をかけていました。感動とともにこの1年間のいろいろな思い出がよみがえってきます。今年もいろいろあったけれど、結局合格です。
こうして「精一杯やってきて本当に良かった。」と思える日がやって来るから、人は頑張れるのです。

 感動、興奮の中、御父母様から次々と電話が入りだしました。
御父母様:「有り難うございます。おかげさまで開智に合格できました。」
私:「おめでとうございます。本当に良かったです!」
御父母様:「先生方のおかげです。」
私:「いやぁ〜、ご本人がよく頑張って勉強してきたからですよ。それにお母さまもよく御子様を支えていらっしゃったからです。お子様とお母さまの二人三脚のお手柄ですよ。」

 さとえ学園小も今年からインターネットと郵送の併用です。生徒達の受験番号と生年月日を入力すると結果が表示されます。
嬉しい電話が次々とかかってきました。

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